忍者ブログ
映画を通じて学ぶ自分らしく生きるためのエッセンス
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

こんにちは!
映画好き自由人です!


今回は
『ネバーランド』

この作品は主演がジョニー・デップで、
英語版では『Finding Neverland』です。


ジョニー・デップが主人公だとテンションあがりますね(^-^)♫

ルックスもさながら、特に注目すべきは渋い声。

吹き替え版はワンピースのサンジ役でお馴染みの『平田広明』さん
が担当しているので渋くてかっこいいです。



では以下ネタバレです。



主人公はジョニー・デップ演じる『ジェームズ』




職業は劇作家。
ですが、今回の作品『リトル・メアリー』が不作に終わってしまい、
評判も悪く、ジェームズは行き詰まっていました。



ある日のこと、
気分転換に愛犬と公園で散歩をすることに・・・。

一通り楽しんで、
ベンチに座っていると下に謎の子供が・・・


それが『シルヴィアと4人の息子たち』との出会いのきっかけとなったのでした。




そして出会いの記念に、
劇作家として芸を披露することに・・・。





披露した芸は大ウケでした。
(1番左の子『ピーター』を除いては・・・。)

これがきっかけでジェームズと家族との交流が次第に深まっていきます。



このあとの展開で、
シルヴィアが未亡人であることが発覚。
しかし、主人公ジェームズは既婚者。

彼曰く、「友人としてお付き合いをしているだけだ」とのこと。


これはフラグ( ̄ー ̄)ニヤリ



そのあともジェームズとシルヴィアとその子供たちは
様々な芸を通して心を通い合わせるのでした。

特にあまりウケなかった1番左の子ピーターが
1番劇に心動かされています。

ツンデレなんだから・・・。
(ちなみにピーターはチャーリーとチョコレート工場にも出演されています)






インディアンと西武の混じった劇をやったり、




たこあげをやったり、




王様を演じたり、





海賊を演じたり、



夜になっても元気にはしゃぐ4人の男の子達の姿を見て
『まるで妖精みたいだ・・・』と言ってみたり、


もはやジェームズはシルヴィア一家にとって、
欠かせない存在となっていったのでした。



シルヴィアは言いました。

『いつかあなたが言っていたネバーランドへ連れて行って欲しい』

『ああ、必ず連れて行くよ』

2人は約束をするのでした。


もう2人は結ばれてしまうのでは?
そんな展開です。

ジェームズの妻はどこに行ってしまったんだろうか・・・。




しかし、
ここで水を差すような展開になります。




2人の関係を良しとしないのが、
シルヴィアのお母様です。




シルヴィアは夫に先立たれてしまったため、
家計や経済状況はすべてこのお母様に頼りっきりでした。

お母様はその援助をするにあたって、
子供たちには規律ある生活を送るよう厳しくあたるのでした。

遊び盛りの子供たちにとってはかなり強い束縛です。


またジェームズは既婚者だから、人様のもの。
今後はもうジェームズには関わってはいけないとのこと。



正論過ぎて逆に厳しいですね~(´;ω;`)






一方でジェームズ一家もいい感じに進んでいます♫



最近夜が遅いこと、そしてシルヴィア一家と仲良いことに
不満と嫉妬を表す妻。
(ちなみにジェームズはシルヴィアのことを話していて
 前のストーリーで妻はシルヴィア一家を食事にも招待しています)


次第に心が離れていく2人でした・・・。



ある日のこと、
シルヴィア一家からお呼ばれしたジェームズ。
(もちろんお母様には内緒)

向かってみると、
なんと子供たちが劇をしてくれるとのこと。


ちなみに脚本家は最初のあの興味なさげな彼、ピーターでした。




様々な飾り付けや衣装、道具など
そのへんから集めてきたのでしょうか。

彼らの努力とジェームズへの愛情が伝わってきて、
ジーンと来るシーンでもあります。


その様子を暖かく見守るジェームズとシルヴィア。
劇もそれなりに進んでいき、二人とも楽しんでいました。


しかし劇の途中で様子がおかしいシルヴィア。




劇の始まりからせきをしていたのですが、
一向に収まらないどころかむしろ悪化していったのです。

さすがに異変に気づいたジェームズと子供たち。


劇は中断し、直ちに医者を呼ぶのでした。


せっかくの劇が・・・。
その無念さとお母さんが死んでしまった父と重なって行く。
その不幸を払拭しようとピーターは自ら書き上げた本を破ってしまうのでした。


「どうして母は病気の隠すの?」
「どうして父は死んだの?」


少年には耐えられない現実だったのです。






診断の結果、
『病院に行ったほうが良い』

そう告げられたシルヴィア。


ジェームズはなんとしてでも、
シルヴィア、そしてその子供たちの力になりたいと思うのでした。


そして、約束を守るためにも・・・。



それからジェームズは次なる劇の制作を始めて行くのでした。

タイトルは・・・そう、


『ネバーランド』







ある夜、ジェームズが帰宅すると、奇妙な光景が・・・。





こんな夜遅くに妻が見知らぬ男性と一緒にいるのでした。


あ~・・・。
これはもう確信レベル。



「この方は最近知り合った友人なの・・・」


今のジェームズにはどうでもいいこと。
なぜならジェームズにもシルヴィアがいますからね。



話し合いが始まります。



二人の関係は最初からギスギスしていました。

というのも、
夫は劇作家であるゆえ、想像の世界に浸る性格が。
どこか子供っぽさがある。


それと対称的で、
妻は現実派であり、体裁を気にする性格。
だから夫の子供っぽさや大人としての振る舞いの足りなさに
度々呆れていたのでした。


次の日、妻は家出。

価値観の合わない二人の結婚生活はこうして幕を閉じるのでした・・・。




ついに、『ネバーランド』公演の日。



ジェームズは特別ゲスト、シルヴィアのため
席を予約していたのでした。

そしてあの時の約束「ネバーランドに連れて行く」
その思いを胸にこの日を待ちわびていたのでした。



シルヴィアはあれから病状は悪化。
しかし、なんとか薬を飲むことで病状を抑えている状態でした。

シルヴィアも子供たちも、
『ネバーランド』公開の日を楽しみにしていたのでした。
びっしりタキシードに身を包み、準備万端です。

そしてあのお母様も・・・。



いざ家を出ようとしたその時でした。


シルヴィアの病状が再び悪化・・・。

結局まともに歩くこともできず
無念にも行くことできなかったのでした。





「今日はたまたまツイてない日ね・・・」


観てるこっちが胸が苦しくなるシーンです。



シルヴィアは言いました。
「ピーター。劇へ行ってきなさい。
 帰ったらどんなお話だったか聞かせて・・・」


ピーターは一人でネバーランドの公演に行くのでした。





一方、ネバーランドは大ウケ。



今までの劇は社交的な雰囲気だったり、
人間と人間のお話ばかりだったので、


劇中に動物やその他幻想的なキャラクターが出てくることは
非常に新鮮だったのですね。





こうしてジェームズ作の『ネバーランド』は
大ヒットしたのでした。


劇のあとお見舞いにきたジェームズ。
※ちなみに左の少年は劇の稽古中に落ちて骨折してしまいました。




『母親らしく、最後の最後まで元気な私を演じたい』

と母親としての使命を語るシーンです。


そしてこの時、ジェームズはとんでもないサプライズを仕掛けていたのでした。



いきなり子供たちが
『ねえお母さん!下にきてよ!!』


言われるがままに下へ降りるとそこには・・・








先ほど公演した『ネバーランド』のセットと役者が・・・。
※後ろにチラっと見える男性はシルヴィアの主治医です。
そう、ジェームズは約束を果たすため、
ネバーランドの公演をシルヴィアの自宅で行うのでした。







自宅で再現される劇『ネバーランド』
その劇にあのお母様も御満悦。





『妖精を信じますか?』


「信じる人は拍手を」の一言で、
 拍手の嵐。






すると後ろのカーテンが開き、
庭に広がっていたのは・・・









ジェームズの思い描いた『ネバーランド』の世界が
広がっていたのでした。




『これがネバーランドだよ・・・』

シルヴィアは感動と壮大な光景に言葉を失っていたのでした。




あの時演じたインディアンも



あの時演じた海賊たちも









そして妖精たちも・・・。

みんなが暮らす世界。



それが『ネバーランド』なのでした。














そのネバーランドの世界に足を踏み入れるシルヴィア。










ついにネバーランドへ旅立っていく
シルヴィアでした・・・。





数日後・・・







シルヴィアの葬式に参列するジェームズと子供たち、そしてお母様。

涙一つ浮かべない子供たちの心の中の少年はもう消え、
大人になっていたのでした。



葬儀が終わり、
ベンチに座って話すピーターとジェームズ。


ピーターは涙ながらにジェームズに聞くのでした。




『お母さんはどうして死んじゃったの?』



『お母さんはネバーランドにいる。
 いつでも会いに行けるよ。
 会いたいときはいつで』



『どうやって?』



『信じる心で』









『お母さんが見えるよ・・・』


『いい子だ・・・』

そう言って、ジェームズはピーターを抱きしめるのでした。




ーーENDーー


少し長くなりましたが、
ほんとに感動できる作品でした。


ひょんなきっかけで知り合った子供たちが、
劇を通じていつしか大人になっていく様子。

そしてその経験に基づいて出来上がった作品『ネバーランド』

そしてシルヴィアの存在。


すごくよかったです!
ただ一言のこの言葉につきます。


これにて『ネバーランド』はおしまいです。

最後まで読んでくださりありがとうございました。

PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
[9]  [8]  [7]  [6]  [5]  [4]  [3
忍者ブログ [PR]